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かぼちゃの騎士2

「いやー。わるかったね。お兄さん」
少女が明るく話しかけてくる。
あの後、しばらくあの森を追い掛け回し、追いつき、
ようやく説明して理解してもらったのだ。
言葉にするのは簡単だが、森をさまよった挙句、
悪漢と格闘し、さらに全力疾走。
私もほぼ限界だった。あと少し走らされていたらまずかっただろう。
「でも、あんな森でそんな格好でいたら誰だってそうなるって。」
まるで悪びれもせず言ってくる。
そんな格好なのか・・・。自分では確認できないからわからなかった。
体力を補給したら、まず現状を確認しなくてはならないな。
「そういや、聞いてなかったけどお兄さんどっからきたの?」
落ち着いたと思ったら次から次に喋りかけてくる。
見た目そのまま、活発なようだ。
「私は、アの国、エルリード領から出発している。」
「アの国!?そんな遠いところからきてるの!?」
少女が目を丸くする。そんなに驚くようなことを言っただろうか。
そういえば私はここが何処かもわからないのだった。
「そういえば、ここはいったい何処なんだ?」
今度は呆れ顔で少女が返してきた。
「あらー・・・、旅人なのにここがどこかもわからないの?
 旅人って言うか迷子だねこりゃ。」
私だって好きで来たわけではない。言い返すかとも思ったが
まずは少女の話を聞くべきと思い、口を挟まず先を促した。
「ここはね、ハの国なんだけどほとんどナの国の国境に近いよ。
 お兄さんの国の隣なんだけど、ほぼ真反対の位置だね。」
「そんなところなのか・・・。」
なんということだ、見覚えがあるわけがない。
アの国自体ほとんど出たことない私だ。
せいぜいハの国との国境くらいしか見たことはない。
自分の国に戻ることができるのか・・・。
先のことを考えるとさらに気分が重くなる。
「でもなんでまた、そんなところの人がここにいるの?」
今度は向こうが質問してくる番だった。
「私は部下とともにハの国に向かう途中だったのだ、
 そこで遭遇した者の仕業で、ここまで飛ばされたのだ。」
「へぇ、なんか大変そうだねぇ。
 あれ?部下ってことはお兄さん偉い人なの?」
向こうが不思議そうに尋ねてくる。
そんなにひどい格好なのか・・・、私はさらに暗い気持ちになる。
「そういえば、自己紹介もまだだったね。
 私はリティーナ。近くの村にお世話になってるんだ。」
自己紹介もまだだったとはなんとも間抜けな話だが、
色々あったからな。無理もない。
私も正直に身分を明かす。
「私はアの国、エルリード領を任されている、身分階級第6位
 エルレイン・ローゼンベルク武人公爵だ。」
・・・?少女の反応がおかしい。
ぽかんと口をあけ、目が点になっている。
そんなに変なことをいったか・・・?
そのまま少女を見つめていると、やがて少女に時が戻ったように
動き出した。そして・・・、
「ぶっ・・・っ!」
噴出して、大声で笑い始めた。
「あっ、あはははははは!公爵様!? ぶっ、はははははは。」
私は理解ができずその場に立ち尽くしてしまった。
「ははははははっ!か、かぼちゃ。。。かぼちゃの公爵様だって!?
 冗談きつすぎ!っはははははははは。」
少女は笑い転げている。私は何もできないままだ。
ひとしきり笑い終わったあと、少女は息をととのえ、こちらに向き直した。
「はー・・・、お兄さん冗談きついよ。かぼちゃが公爵様って。
 じゃあ王様は大根でお姫様はじゃがいもなのかい?」
笑えない冗談だ。
「私はうそをついているわけではない。」
憮然として私はいいかえす。
「はいはい、じゃあそういうことにしときましょう。」
釈然としない物言いだったが、ここで言い争っても仕方ない。
何か証明できるものでもあれば別だが、あいにくと今は持ち合わせていない。
「そんな公爵さまがなんで?こんなところにいるのさ。」
「私が部下を率いてハの国に入ってきたところで、不思議な女と出会ったのだ。」
私は中断された話を続けた。
「不思議な女・・・?」
少女が聞き返してくる。
「ああ、今思い出しても憎らしいのだが・・・。その女は私たちに妙な術を使い、
 皆をさまざまなものに変化させたあと、どこかに飛ばしてしまったのだ。
 その後私も抵抗むなしく、部下たちと同じように飛ばされ、気がついたら
 この森で目が覚めたのだ。」
「はぁ・・・、そりゃ大変だったねぇ・・・。
 ん?もしかしてその女って、妙に露出が高く、胸元に変な模様はいってなかった?」
少女が妙なことを聞いてきた。確かに言われてみれば、森に似つかわしい格好でなく
見たことのない模様を胸元にあしらっていた。
「その通りだが・・、なぜそのことを知っている?」
「あちゃー、お兄さん性質の悪いのにつかまったねぇ。そいつはコッチでも有名な
 魔女でさ、よくいたずらにそういうことをしてるんだよねぇ。」
少女がやれやれといったしぐさで、説明してくれる。
どうやら結構有名な女のようだ。
「まぁ運が悪かったと思って諦めるしか・・・。」
「そういうわけにはいかん!」
私が声を荒げたので、少女は驚いて目を丸くした。
だが、決して運が悪いとして諦めるわけにはいかないのだ。
「私にはやらねばならんことがあるのだ。なんとしても部下を見つけ出し、
 その女に元に戻してもらう必要があるのだ!」
少女が困った顔でこちらをみつめてくる。
だが私も引き下がるわけにいかなかった。
「うーん・・・。私も助けてもらったし力になってあげたいけど・・・。」
少女が考えている。
私も何か手がかりがほしい。少女に期待の目を向けた。
「あ、そうだ!村にそういえばその魔女に詳しい人がひとりいるよ。
 その人に聞けば何かわかるかもしれないね。」
「そうなのか!?じゃあすぐにその人のところに連れて行ってくれ!」
私は少女肩を揺さぶった。
軽い少女は私になすがままになっている。
「ま、ま、ま、待って、落ち着いて。まずは村に着かないとでしょ?」
そういわれればそうだ、私も目の前の手がかりに飛びついて、
冷静に判断できなかったらしい。すぐに少女を離した。
「まったくもー・・・、お、そんなこといってる間にホラ!」
少女が指差したほうをみる。たしかにそこには集落が見えていた。
あともう10分ほど歩けば、届く位置にある。
私は心底安堵した気持ちになり、さらにその魔女への情報の
手がかりに期待を膨らました。

挿絵2


しばらく歩くと村の入り口についた。
少女は私の先にちょっと小走りですすみ、振り返って笑顔で私にこう告げた
「ようこそ、リリコット村へ!」
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やっと書きました

と、いうわけで

やっと書きました。物語。
(ぶっちゃけ、ほとんど推敲してないので読みにくかったらごめんなさい・・・。)

今回は起承転結の起の部分でございます。
とりあえず試行錯誤やっていくのでどうか長い目でみてやってください<(_ _)>

それじゃあこの下の部分からどぞー
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

鬱蒼とした木々が茂る・・・。
私は日差しも刺さない森の中を歩いていた。もう何日になるだろうか・・・。
方角もわからずただひたすらにこの森の中をさまよっている。
「・・・っうう。」
のどが焼け付くようだ・・・。無理もない。
さまよいだしてから早々に、水も切れのまず食わずで動き続けているのだから。

(このまま・・・、ここで息絶えるのか・・・。)
暗い考えが脳裏をよぎった。
長い間、心だけは折らないようにしていたのだが、さすがに限界だった。
「だが・・・、このまま力尽きてなるものか・・・。」

あえて口に出した。
のどは限界だったが、そうでもしないと諦めてしまいそうだったから。
しかし、この森は深い。また、私自身、なぜいまここにいるかすらわからない状況である。
迷うなというほうが無理な相談だ。そもそも、目的地すらないのである。
ひたすら一方向に進めば、何とかなるかとも思ったがそれすら甘かった。
障害物を避けているうちに方向すら曖昧になっていった。
方向感覚は鈍いほうではなかったが、この森には感覚の通じない部分がある。
それもまた、私を迷わせる一因だった。
(覚えているだけでもう3日、さすがにそろそろ限界だ・・・。何か・・・、何かないのか・・・!)
わらにもすがる思いで周囲を見回した。だが、無情な静寂がただ広がるだけであった。
(くそっ・・・!)
胸中で毒づく。このままでは本格的にまずい。

だが、そのときだった。

「・・・・・ャァーッ!」

(っ!)
木々の間を縫って、微かだが女の悲鳴が聞こえた。
(なんという幸運!・・・これは最後のチャンスだ!)
私はとうに限界の訪れた体に再び無理やりに火を入れ、声の聞こえたほうに走り出した。




「助けて!!  誰か、、、誰か!!!!」
見知った森を駆け抜ける。だがいつもとその風景はまったく違っていた。
木々を避け、枝を避け、決して躓かないように注意深く、だが速さは限界まで。
だがそれでも振り切れない、襲撃者は執拗に私を追ってきている。

迂闊だった。
この森には動物の類はほとんどいない。
たまたま今日は取りにきた薬草の数が少なかった。
頼まれた数に足りそうになかった。だからちょっと奥に入った。
ただそれだけのことである。自分の命を危険に晒すにはあまりにも釣り合わない。

「おらぁっ! いい加減、観念しやがれ!!」
追ってきた二人組みのうち一人が叫んだ。山賊、とでもいうべきなのだろうか。
粗野な風貌。決して整っているとはいえないが機能美だけは優先されている服装。
そして片手には曲刀を携えている。

(つかまったら・・・、終わりだ!)
おそらく私の人生17年でこれ以上にないというほど、早く、長く、注意深く走り続けた。
つかまったときのことを考えると、心臓を鷲摑みにされているような気分になった。

(お願い・・・!誰か・・・誰か・・・っ!!)
天にも祈る気持ち。だが普段、私の村でもこの森に入る人間はほとんどいない。
助けが来るのは絶望的に思えた。

「っ!」
不意につんのめる、最後のときは恐ろしいほどあっけなく訪れた。
声も出ず、私は前に倒れこんだ。
鈍い痛みがあちこちに広がる。幸い擦り傷だけで済んだ。


だが・・・・。
「へへっ、てこずらせやがって。」
テンプレートな言葉を吐きながら、2人組のうち一人が近づいてくる。
邪悪な笑みを浮かべたその顔は、とても友達になってくれとは言ってくれそうになかった。
「何だ・・・、ガキじゃねぇか。」
追いついてきたもう一人が言った。
失敬な、これでももう17なのに。まぁ確かに人より発育は遅いかもしれないけど・・・。
不意に思考が緊迫感のないことを考えた。恐怖のあまり思考回路がおかしくなってしまったらしい。

「いいじゃねぇか、それならそれで使い道もあるだろうしな。」
最初に追いついたほうがそう返す。どうやらどうあっても逃げられないらしい。
「っへ、そういやお前はロリコンの気があったよな。」
下卑た笑いを構えながら後から来たほうがそう言った。
加えて、
「オレは興味ねぇからな、味見するってんならどっか消えててやるけどよ?」

最悪だ。好き勝手に言っている。
二人して下品に笑いあっているのが私には現実とは信じたくなかった。
自然と涙があふれた。我ながら不幸な人生を呪う。


「おとなしくしてろよ・・・、すぐに終わらせてやるからよ。」
一人が近づいてくる。逃げ出そうにも転んだ痛みと、恐怖でまったく動けなかった。
じゃーな、と声をかけて一人は背を向けて歩き離れていく。

(お願い・・・! 神様っ…!!)
私は最後にもう一度神に祈った。それしか今私にできる抵抗はなかった。
男の手が私に伸びて、眼前まで迫ったその時。

離れていった男が不意に視界から消えた。
程なくして地面と男が衝突した音が響いた。
良くはわからなかったが、どうやら横から何かが飛んできて男を薙いだらしい。

「な…!!  なんだってんだ!!!」
目の前の男が振り向く。突如起こった出来事に対処できないらしい。
とりあえず、男を薙いだものが飛んできたであろう方向を向く男。
「な、、、な、、、、なんだぁぁぁ!!」

信じられないようなものを見ている。私からはそうとしか見えなかった。
目を限界まで剥き、口は開け放たれ、体は小刻みに震えている。
だが、命の危険を感じたのか、男はそれがいるであろう方向に突進した。
「てめぇぇぇぇ!!」
激昂し、武器を振り上げ突進する男。
だがそれは無残にも次の瞬間、進んでいた方向と真逆の方向に、
まるで機械仕掛けのおもちゃのように、吹き飛ばされていった。
そして、地面に着地し動かなくなった。
かろうじて息はあるようだが…。

(助かった…? うそ、、、ほんとに?)
いや、まだわからない。さらに新たな不幸が訪れる可能性も否めない。
(そう、まずは確認しないと…。)
私は、男を吹き飛ばした物がいるであろうと思われる方向に顔を向けた…。




(ふぅ…。)
少々、短絡的だったか。と少し思ったが、そこにいたのは確かに悪だった。
私の今までの勘から言って間違いない。
そしてそれであるのならば何の遠慮もいらない。
重いから捨ててしまおうかとすら思っていた、矛槍を捨てなくて本当に良かった。
(さて…。)
どうやらもう襲ってくるものはいないようだ。まぁいたとしても逃げ出したであろう。
確認ができた今、私には2つやらなくてはいけないことがある。

1つ、聞こえた助けの声の主に接触し助けを求める。
2つ、手加減して殺さなかった族を締め上げ、人里まで案内させる。

(どちらかといえば1だな…。)
声の主から言って多分若い女であろう。女の足であるなら人里もそうそう遠くはあるまい。
私はそう判断すると辺りを見回した。ほどなく、地面に腰を下ろしている女が視界に入る。
(私はこの土地の人間ではないからな…。できるだけ警戒させないようにしなくては)
私は努めて紳士的に声をかけた。

「すまない、、、きみ…?」
少女は私が期待したのとはまったく違う、まるで化け物を見るような顔で私を見て震えていた。

「い・・・・っ」
「い?」
少女が何か言いかける。

かぼちゃの騎士挿絵1



「いぃぃやあぁぁぁぁぁ!!!! かぼちゃの化け物をぉぉぉぉ!!!」少女は叫ぶと一目散に私から離れていった。
それだけ走れるのなら、さっきも容易に逃げれたのではないかというほどの速さで。

(っ!)
「ま、まてっ、またんかぁぁぁぁ!!!」
それから私も少し遅れ、少女を全速力で追いかけた。
逃すわけにはいかなかった、この地獄に垂れた私の蜘蛛の糸であるその少女を・・・。



プロフィール

さとーさん

Author:さとーさん
FEZ E鯖で暗躍する

謎のサラ。ん?最近はオリのようです

ここはある珍獣 佐藤さんの書いたの絵の成長ッぷりを生暖かく見守るブログだったようです。
最近はFEZ動画とかものせてます。
きてくださった方は批評残していただけると嬉しいです。
(なるべく厳しい方が佐藤は喜びます)
ちなみに画像はクリックで大きく見れるものもありますよ
そしてウルティマはやったことないです!


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